書いた人: 三石琴乃
2011年03月20日投稿
震災から休校になっていましたが、
日曜日の今日、子供と学校に登校です。 そして一年間の締めくくりの日となりました。 クラスのお友達の顔、ママ達の顔…。 なんだかちょっとホッとしました。 体調を崩す子も何人かいました。 ウチはずっと下痢が続いていたし、電車などに乗るのが怖いと訴える子も…。 親の私がいつも通り元気に接していかなくちゃ!なんて思っていたら、お友達ママから、心のケアのメールマガジンを読ませてもらいました。 ちょっと気持ちが落ち着かなかった私には、あ〜そうなんだぁ…と、何か少し整理出来た様な気分です。 興味のある方は、ご一読下さいませ。↓ 長めなので抜粋しました。 ┌──────────────────────────── │1.傷つくのは、直接被災した人だけではありません └──────────────────────────── 被災した個人だけでなく、その地域全体が、災害のショックで 傷つき、マヒに陥ります。 たとえば津波の被害からまぬがれた人も、なじみのある町の 風景や、これまでの日常を失っただけで、打撃を受けます。 地域の行政機関や医療機関も、パニック状態に陥ります。 救助や援助に向かった人たちも、緊張・重圧・ショックに さらされます。 被災地にいなくても、親しい人の安否についての心配はもちろん、 各地の悲惨な様子に過去の被災体験がよみがえったり、 自分が安全な場にいることに負い目を感じる気持ち、 何もできないことで落ち着かない気持ちなど、かなりの人が 多かれ少なかれ、影響を受けます。 ┌──────────────────────────── │2.災害時のストレス反応について └──────────────────────────── 多くの被災者は、下記のような状態を経験します。 これは「異常な事態に対する正常な反応」です。 【心理・感情】 感情のマヒ・眠れない・恐怖の揺り戻し・不安・孤独感・ 疎外感・イライラ・怒り・生き残ったことへの罪悪感 など 【身体】 頭痛・手足のだるさ・筋肉痛・胸の痛み・吐き気 など 【思考】 集中できない・思考力のマヒ・混乱・短期の記憶喪失・ 無気力・決断力や判断力の低下 など 【行動】 怒りの爆発・家族間のトラブル・周囲との接触を拒絶する・ 飲酒問題・子ども返り など ┌──────────────────────────── │3.ストレス軽減の方法 └──────────────────────────── 次のような方法が有効です――。 もっともよいのは、誰かに体験を話すこと。 互いに話して、聞くのは、非常に有効なストレス軽減法。 話すときは「できごと」「考え」「気持ち」の順にすると 話しやすい。 感情を抑えない。泣きたいときには泣く。 文章に書く、絵を描くのもよい。 ストレスがあると呼吸が浅くなりがち。深呼吸する。 軽く運動して、身体をほぐす。 親子や家族、友人間でのスキンシップも、緊張をほぐすのに とてもよい。 日常そのものが大変な時だからこそ、ほんの少しでいいから 自分のための時間を見つけて気持ちが楽になることをする。 自分を責めない。 つらさを一人で抱えこまずに、助けを求める。 ┌──────────────────────────── │6.子どもへの対応 └──────────────────────────── 子ども、高齢者、心身の障害を持った人は、自分で行動できる 範囲が限られるため、不安が高くなります。 災害の正体がわからないことも、恐怖を強めます。 多くの場合、子どもは災害後に、夜泣き、おねしょ、甘える、 だだをこねるなど、赤ちゃん返りのような反応を示します。 これは一時的なもので、心配する必要はありません。 幼い子どもは自分中心の世界観をもっているため、 「自分がいけない子だったから、こんなことになった」という 考え方をしがちです。「あなたは悪くない」と納得させて あげてください。 子どもの行動を叱ったり責めたりすると、こうした考え方を 強めてしまうことがあります。 家庭、あるいは周囲の大人が子どもに対してできるのは、 以下のことです。 *なるべくそばについていてあげる。 *十分に温かくして、栄養をとらせる。 *恐がったときは「一緒にいるから。大丈夫」と安心させる。 *地震について教える。 *体験を話す場をつくる(強制はしない)。絵を描かせたり、 絵を前にしながら話を聞く。 *年齢に応じ役割を分担し、責任を果たしたら心からほめる。 子どもは強靭な復元力をもっています。 周囲の支えが得られれば、大人よりも早く立ち直ります。 …………… 以上、『災害と心のケア』デビッド・ロモ著 よりの抜粋 http://goo.gl/ONSUe |
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