震災から休校になっていましたが、
日曜日の今日、子供と学校に登校です。
そして一年間の締めくくりの日となりました。
クラスのお友達の顔、ママ達の顔…。
なんだかちょっとホッとしました。

体調を崩す子も何人かいました。
ウチはずっと下痢が続いていたし、電車などに乗るのが怖いと訴える子も…。

親の私がいつも通り元気に接していかなくちゃ!なんて思っていたら、お友達ママから、心のケアのメールマガジンを読ませてもらいました。
ちょっと気持ちが落ち着かなかった私には、あ〜そうなんだぁ…と、何か少し整理出来た様な気分です。

興味のある方は、ご一読下さいませ。↓
長めなので抜粋しました。



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│1.傷つくのは、直接被災した人だけではありません
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 被災した個人だけでなく、その地域全体が、災害のショックで
 傷つき、マヒに陥ります。
 たとえば津波の被害からまぬがれた人も、なじみのある町の
 風景や、これまでの日常を失っただけで、打撃を受けます。

 地域の行政機関や医療機関も、パニック状態に陥ります。
 救助や援助に向かった人たちも、緊張・重圧・ショックに
 さらされます。

 被災地にいなくても、親しい人の安否についての心配はもちろん、
 各地の悲惨な様子に過去の被災体験がよみがえったり、
 自分が安全な場にいることに負い目を感じる気持ち、
 何もできないことで落ち着かない気持ちなど、かなりの人が
 多かれ少なかれ、影響を受けます。

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│2.災害時のストレス反応について
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 多くの被災者は、下記のような状態を経験します。
 これは「異常な事態に対する正常な反応」です。

 【心理・感情】
 感情のマヒ・眠れない・恐怖の揺り戻し・不安・孤独感・
 疎外感・イライラ・怒り・生き残ったことへの罪悪感 など

 【身体】
 頭痛・手足のだるさ・筋肉痛・胸の痛み・吐き気 など

 【思考】
 集中できない・思考力のマヒ・混乱・短期の記憶喪失・
 無気力・決断力や判断力の低下 など

 【行動】
 怒りの爆発・家族間のトラブル・周囲との接触を拒絶する・
 飲酒問題・子ども返り など

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│3.ストレス軽減の方法
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 次のような方法が有効です――。

 もっともよいのは、誰かに体験を話すこと。
 互いに話して、聞くのは、非常に有効なストレス軽減法。

 話すときは「できごと」「考え」「気持ち」の順にすると
 話しやすい。

 感情を抑えない。泣きたいときには泣く。

 文章に書く、絵を描くのもよい。

 ストレスがあると呼吸が浅くなりがち。深呼吸する。

 軽く運動して、身体をほぐす。

 親子や家族、友人間でのスキンシップも、緊張をほぐすのに
 とてもよい。

 日常そのものが大変な時だからこそ、ほんの少しでいいから
 自分のための時間を見つけて気持ちが楽になることをする。

 自分を責めない。

 つらさを一人で抱えこまずに、助けを求める。


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│6.子どもへの対応
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 子ども、高齢者、心身の障害を持った人は、自分で行動できる
 範囲が限られるため、不安が高くなります。
 
 災害の正体がわからないことも、恐怖を強めます。

 多くの場合、子どもは災害後に、夜泣き、おねしょ、甘える、
 だだをこねるなど、赤ちゃん返りのような反応を示します。
 これは一時的なもので、心配する必要はありません。

 幼い子どもは自分中心の世界観をもっているため、
 「自分がいけない子だったから、こんなことになった」という
 考え方をしがちです。「あなたは悪くない」と納得させて
 あげてください。
 子どもの行動を叱ったり責めたりすると、こうした考え方を
 強めてしまうことがあります。

 家庭、あるいは周囲の大人が子どもに対してできるのは、
 以下のことです。

 *なるべくそばについていてあげる。

 *十分に温かくして、栄養をとらせる。

 *恐がったときは「一緒にいるから。大丈夫」と安心させる。

 *地震について教える。

 *体験を話す場をつくる(強制はしない)。絵を描かせたり、
 絵を前にしながら話を聞く。
 
 *年齢に応じ役割を分担し、責任を果たしたら心からほめる。

 子どもは強靭な復元力をもっています。
 周囲の支えが得られれば、大人よりも早く立ち直ります。



……………
 以上、『災害と心のケア』デビッド・ロモ著 よりの抜粋
 http://goo.gl/ONSUe