書いた人: 三石琴乃
2008年07月06日投稿
子供と小田急線に乗っていたときのこと。
優先席が一つ空いていたので、子供を座らせました。向かいの3席には親子と大学生らしき女性。 うちの子の両脇は大学生の男性が座っていました。 そのうちに足の悪い杖をついたおばさまが乗ってきたので、状況を話して子供を立たせ、その方に座ってもらいました。 様子を見ていた他のお客さんに「教育上とてもいいことをしましたね。」と声をかけてもらいました。 子供に、「隣にいるおばちゃまが、いいことをしましたねって云ってくれたわよ。」と伝えたけど、我が子は連結の扉の方を向いたまま反応なし…。どんな顔をしているのか見えないわ。「なんで立たなきゃいけないの〜?」「座りたい〜。」などと一言も言わなかったのは感心したのだけど、今どんな気持ちでいるのかとても気になりました。 怒ってるのか、涙を浮かべているのか、辛いのか、恥ずかしいのか…。 電車をおりてから、 「さっきは足の悪い人に席を譲って、とても立派だったね〜!ママはとても嬉しかったよ〜。パパに報告しなくっちゃ!」 と云ったら、 「ダメっ〜!ぜったいぜったい云っちゃダメっ!」と猛烈に拒否されました。 「なんで〜?立派なことなのに〜?報告したらパパも喜ぶよ。」 と促しても本気でイヤみたいでした。 むむ〜。 日に日に心も複雑に成長していると云うことなのかしら? むむむ〜…。 |
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