子供と小田急線に乗っていたときのこと。
優先席が一つ空いていたので、子供を座らせました。向かいの3席には親子と大学生らしき女性。
うちの子の両脇は大学生の男性が座っていました。
そのうちに足の悪い杖をついたおばさまが乗ってきたので、状況を話して子供を立たせ、その方に座ってもらいました。
様子を見ていた他のお客さんに「教育上とてもいいことをしましたね。」と声をかけてもらいました。
子供に、「隣にいるおばちゃまが、いいことをしましたねって云ってくれたわよ。」と伝えたけど、我が子は連結の扉の方を向いたまま反応なし…。どんな顔をしているのか見えないわ。「なんで立たなきゃいけないの〜?」「座りたい〜。」などと一言も言わなかったのは感心したのだけど、今どんな気持ちでいるのかとても気になりました。
怒ってるのか、涙を浮かべているのか、辛いのか、恥ずかしいのか…。

電車をおりてから、
「さっきは足の悪い人に席を譲って、とても立派だったね〜!ママはとても嬉しかったよ〜。パパに報告しなくっちゃ!」
と云ったら、
「ダメっ〜!ぜったいぜったい云っちゃダメっ!」と猛烈に拒否されました。
「なんで〜?立派なことなのに〜?報告したらパパも喜ぶよ。」
と促しても本気でイヤみたいでした。

むむ〜。
日に日に心も複雑に成長していると云うことなのかしら?
むむむ〜…。