書いた人: 三石琴乃
2008年01月10日投稿
手術を視野に入れる為、担当のドクターが変わった。今度のドクターはハ虫類系。私の状況を淡々と説明してくれる。
問題の右胸のいびつな影は、悪性かどうかは細胞を採って調べないと解らないと云う。問題の部位に穿針(せんし)して調べても100パーセント良性とは判明出来ない。針に当たらなかった所にもしかしたら悪性細胞があるかもしれないと云うのだ。もう一つの手段は、疑わしき部位を丸ごと切除してスライスし全部調べる方法。 だんだん身体が固まっていくような変な緊張感に襲われた。命に関わることだもの、胸に4、5センチの傷がつくけどシコリを丸ごと切除し調べる方を選択した。 手術は6日後に決まった。 あとになって凄く悔やんだのは、この段階でセカンドオピニオンを受けるべきだったということ。 でもあの精神状態で思いつきもしなかった私。それに心のどこかで大丈夫だと過信していたのだ。きっと「良性でしたよ。」と云われるだろうと…… |
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